本日のUzumakiファーム 「葱苗」定植、保崎先生ののらぼう菜とサンチュの播種

2010年07月13日

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今日は一日強い雨が降りそうな予報。
朝4時30分ごろ、ほんの少し明るくなり始めた空には、いまにも降り出しそうな低く暗い雲がわいている。
地上は半乾き。
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雨が降ったら帰ればいいことにしよう、と観念して畑へ。
6時到着。
いったん荷物をおろし、車を移動していると、今日の同志、葉菜担当(と勝手にわたしが決めている)松島さんも到着。
いつもの坂を上って大地の上にでると、思いのほか空が明るい。
この分なら、何とか作業もできるかも…(^^ゞ
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6時40分、縄張りをして、畝立てと、同時にさらにさらに土を細かくする第三耕。これでようやく畑の土らしくなる。
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7時22分撮影。3耕と畝立て完了。
松島さんは手馴れて早い。
やっぱりここまでが重労働。
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本日の予定外の葱苗の植え込み用に移植ゴテで幅数cm、深さ15cm位の溝を掘る。
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これが葱の苗。
すでに45cmほどになり、苗と呼ぶのはためらわれるほど。
なるほど「葱の苗」はもうなくなったわけだ。
昨日、中山の三好種苗店で一束(50本)だけ残っていたのをすかさず買った。
定植後50日ほど、70〜80cmになったら収穫する。
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たっぷり水をやってから、溝に7〜8〜10cmくらいの間隔で(苗が大きいので)並べて、掘り出した土をかぶせしっかり押す。
50本でほぼ一畝いっぱいに。
もう一回土寄せして、鍬で押さえ、再度軽く水やりして、7時47分植え込み完了。
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80cm幅で作った茄子の隣の畝に、保崎先生のベランダ園芸講座で配った、のらぼう菜とサンチュの種を播く。
竹棒や支柱などを押し付けて、深さ5mmほどの溝を三条つける。
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溝に2〜3センチおきに2〜3粒ほど、を播いていく。
って、ちょっと多いよ。
おまけに、溝からこぼれているし〜〜〜!!
これはサンチュ。
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ついに、降り出した雨の中何とかこれだけはと、雨よけ、風除け、日よけ、湿度保持のためのネットをトンネル型にはり完成だ(^^♪
8時26分。
左半分がのらぼう菜。右半分がサンチュだ。
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いつもの方向から一枚。
大分畑らしくなってきた。
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雨粒が大きくなり、頬や腕に雨を感じ始める。
もういけない、ということで、早々に片付けて退散することに。

よって、恒例の記念写真はなし(>_<)

雨で気は急き、湿度が高く鬱陶しくはあったが、作業は充実、気分は爽快、な日だ。

     ※     ※     ※

ほんとは畑で食べようと思って作っていったおにぎりを、松島さんと一個ずつわけ、
ホクホク食べながら帰った。
お疲れ様でした。

葱よ垂直に育てよ!
のらぼう菜よ、サンチュよ、正午の空に向かって発芽せよ。

われらも、そのとき撓んだ空のそこのほうへ、垂直に、立ち上がる、のだ。

本日のUzumakiファーム 茄子の様子を見に行く

2010年07月12日

茄子を植えてから雨が降ったりやんだりが続く。
この分なら移植で傷んだ根は十分に潤い、水やりの必要もなく、元気に活着してくれるだろう。
(と、思って昨日は自分の休養に当てた)

本日夕方様子を見にいった。

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畑はしっとりと水分を含んでいた。

一番心配なのは、葉の色が浅く、葉が巻いている白茄子だ。
が、ちょっととぼけたようなこの苗も新しい葉がきちんと張っている。
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ほかの苗もみな、十分水分を吸って葉茎を張っているように見える。
時々風が吹くと、まだ小さい細い苗が折れてしまうかと思うほど揺れる。
いのちとはなんといたいけな小さなものであるだろう。
(小さないのちなどと言うものは比喩でしかなく、したがって小さないのちがいたいけなのではない。いたいけなものが、「小さい」ものなのである)
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畑のあと、中山の三好種苗へ。

明日、播種予定ののらぼう菜とサンチュのためのトンネル用の資材と、葉菜類の種などを買うためだ。

なんと、ないはずの葱の苗が一束50本だけ残っていた。(473円)
迷わず購入。
しかし、明日はどうも強い雨が一日降るようだ。
作業できないかもしれない。

どうなることやら…(>_<)

本日のUzumakiファーム 第1回協働耕作日〜茄子の定植

2010年07月10日

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第1回協働耕作日の今日は、昨夜の激しい雨も上がり快晴。
本日の作業は、昨日石灰と肥料を入れて第2耕をしたばかり(!)の畑の一角に一畝分の茄子を定植する。
多少(かなり?)強引だが、とにかく早く植えねば収穫ができない。逆に、最低限の準備をクリアした上で早く植えてさえしまえば、後は生きた植物と対話しながら、失敗しながらでもやって行ける、という自信、のようなものがある。

わたしたちは栽培の成功、すなわち収穫を目指すが、それ以上に自然と自分たちとの関係性を実現することを自覚的に目指しているだろう。言い換えれば自然に抱かれる体験と自然に対して対象的に振舞う精神との疎外関係を確証することであり、人間の生存の根源的な形態を体験することである。
日常生活、とりわけ食に集中的に現れるそのような人間的な本質を、農を実践的に体験することを通じて、より明証的身体的に感覚し、存在の深みにおいて「体験」することに、わたしたちはなるだろう。

     ※     ※      ※     ※

今日の作業用の茄子や唐辛子、青じそなどの苗、道具類を積み込んで出発。8時20分藤崎先生宅で先生と、先生が用意してくれた苗や肥料をさらに大量に積み込んだ。
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植えるのはヨネヤマプランテーションで買った秋茄子用の実生の中長茄子6本。@198円。
最後に残っていたものをきわどく買っって、ウチのネコのひたいより狭い菜園に仮植えしておいた。
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昨日になって、東横園芸でまだ結構茄子の苗があるのを見つけて買った、ポピュラーな接木の千両2号2本と、焼くとねっとりうまい白茄子2本だ。
(茄子白爵だって…うふふ、だな(^^♪)
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途中、日吉駅で本日参加の3人をピックアップして都筑の丘へ。
9時に到着だ。
天気予報とは大違い、うそのような晴天だ。
すでに真夏の日差しが照りつけ、これまでになく土の甘やかな匂いが立ちあがっている。
立っているだけで汗が流れる。
(やっぱり、夏は早朝作業がよいかなぁ〜〜〜)

本日の最初の作業は、茄子を植えつけるあたりに縄張りをして、畝を立て、再度土を細かくし、ふんわりした細かい、均一な畑の土にすることだ。
Uzumaki代表の山本さん、料理研究家の榊原さんが鍬をふるい、ケチャップに光を当てた「チャップリンおばさん」、藤崎先生が手で土を細かくし、固まった雑草の根をはじいている。
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9時50分ようやく畝らしきものができた。
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土は、これまでの作業でとても細かく均一になり、びっしりと生い茂っていた雑草のほとんどは細かくされ、地中に埋め込まれ、土に帰り有機的栄養となる。
これならOKだ。
ふつふつと自信と喜びが沸いてくるような気がする。
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次は、茄子の畝に雑草よけの意味でマルチを張り、茄子を植えるポイントに10cm四方くらいの穴をあける。
今回は都合で(^^ゞ、45センチピッチと狭い間隔だ。
マルチをきれいに切るのは難しい。
穴はよくみるといろんな形でいろんな大きさだ。
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いよいよ、茄子の苗を植えつける。
十分に深い穴を掘り、茄子の苗を土ごと入れる。畝と高さを合わせ、根が活着しやすいように隙間をしっかり土で埋め、株の周囲を軽く、というよりしっかり押さえる。
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そろそろと、みんなで植え付け体験。
順調な進行に、和やかな会話もはずむが、もう暑さも酷くて疲れも感じ始めた。。
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茄子以外の、唐辛子、青じそ、ミント、バジル、レモンバーム、ウコンなどを茄子の間に植えて多少は虫除けに、と願う。
10時50分、暑さもますます募り、体にこたえるようになって来たところで、めでたく完了。
手前は胡瓜用の畝だが、とりあえずゴーヤを2本植えておいた。
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いつものアングルから一枚。
ぽつんと一畝だけ畑らしくなった。
これが、どんどん広がっていくんだな。
楽しみ、楽しみ。
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恒例の記念撮影。
都内から参加の榊原さん、山本さん、藤崎先生、製薬会社に勤める中村さん、お疲れ様でした〜〜(^^♪
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帰りは、昼なお暗いうっそうとした木々のトンネルの坂道を三々五々下って、散策気分だ。
ここは空気もひんやりと冷たい感じがして、火照った真夏の体にも、心にも清涼の風が吹き込むような爽快さ。
藤崎先生は「田舎へ帰ったようね〜♪」とはしゃいだ。
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暑くて、爽やかなUzumakiファーム第1回協働作業日。予定通りの進行でした。
小さくても、偉大な第一歩になるはずの暑い日でした。
これからも楽しく、長く続けて行きたい。
皆さま、よろしくお願い致します。

    ※     ※     ※

※一同は、体を動かしたせいか、猛烈な食欲に襲われ、そのまま綱島梅やへ直行、あの、独自の鶏肉の味がする親子丼にかぶりつくように襲いかかりました、とさ。

本日のUzumakiファーム 会員2名参加で、あっという間に土作り第2段階(一応)完了

2010年07月09日

今日は初の助っ人?(いやいや会員参加者)を迎える日。
いよいよ始まる協働農園。
楽しく、順調に行きますように。

天候は7時ころにザーッと降る雨。
どうなることかと思ったが、すぐに上がり、
晴れ間もほんの一瞬だがのぞいた。
またすぐに重たい雲が垂れ込めて
午後からは本降りになるらしい。やれやれ。
だが何とか午前の作業はできそうだ。

本日は9時から12時までで土作り第2段階の予定。
到着すると、Uzumakiファームの横の未使用区画の雑草がきれいに刈り取られていた。
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会員の森井さんは、老愛犬「アル・パチーノ」(たぶん12歳)と一緒に、先に来ていた。
森井さんは管理栄養士で調理師、保健所などで先生もする料理の先生で、育児サロンをボランティアでやったりする。
Uzumakiでは7月7日の「元気な子に育てよう!かわさきそだち野菜で食育セミナー&料理塾」というやたらに長い名前の講座で料理の先生を努めた。
電子レンジでできる中華ちまきや、田作りは、早くて簡単なだけでなく、美味しいと子供たちにも大人気だった。
向上しよう、という強い意欲が彼女を多才にしているように見える。
自称「農家の嫁」と言うだけあって農作業姿も板についている、ようだが、愛犬アル・パチーノは心配しているように見える…??
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少し遅れて、松島さんも到着。

今日の作業は、60uの畑に6kgの有機石灰と6kgの化成肥料を手などで適当に均一に散布し、鍬でそれらを土に鋤きこんでゆく。今日も結構重労働ではある。
土作りの第2段階。
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堆肥は、牛糞堆肥をカクトモファームの鈴木さんが常備していてくれる、ハズだったが、昨日切れていたので、栄養価の高い高度化成肥料を用意した。
(じっくり土作りではなく、すぐに成果の出るほうを選んでしまったのではある)
今日来て見たら10kgほど用意してあったのでこれも追加。
化成肥料抜きなら堆肥を60kg〜120kg入れれば本格的なのだが、10kgでもないより十分まし。
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これらすべてを均一に散布し、鍬で土に鋤きこんでゆく。このとき雑草の根株や大きな土の塊はできるだけ細かくしてゆく。

一人でやったら、根気の要る、骨の折れる作業だが
3人でやると、わたしが怠けていても早い早い。
特に松島さんは自宅でも菜園を作っていて、作業が堂にいっておりかつ手早い。
Uzumakiのベランダ菜園講座に参加された。
葉野菜を作ってみたい〜などと漏らしていたので、勝手に、葉野菜隊長になってもらうことにした(^^ゞ
途中で車を移動したり、おしゃべりをしたりしながらだが、すでに一度掘り起こしてあるので、比較的鍬の入りもよく、11時には完了。
短時間で終わったけど、恒例の記念写真。
(初めて人間の写った記念写真に感激!)
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雨にも降られず、早々と終わってよかったよかった。
松島さん、森井さん、ホントにご苦労さまでした。
今日の第2耕がきっと作物たちを強くしてくれるはず。
期待して待ちましょう。

本来ならこれで2週間ほど寝かして、土を落ち着かせるのだが、
我慢ということができないわたしは、明日、早速、茄子を植えてしまおうなどとたくらんでいる。
きっと今日の午後の土砂降りの雨が、いまはばらばらの石灰と化成肥料と牛糞堆肥と土を一つにしてくれる。と、願っている。

明日は9時から12時まで4名で茄子6本の予定。
唐辛子やハーブなどあればついでに植えてしまおうと思っている。

本日のUzumakiファーム 全面深耕完了

2010年07月08日

今日は夜半の雨が上がり、久しぶりに晴れ上がる。
昨日は朝方の雨で作業中止にしたので、残りの深耕をやらねばならない。

畑のある丘の西側を通ると、ここでも畑を借りて作っている人が収穫中。
できのよいトマトを一つ分けてもらった(^^♪
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今日の坂道はやはり暗々とつづくが、その先にはいままでにないほど明るい陽の光が見える。
このようにして、人は苦しい坂道を登るものであろうか。
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6時に畑到着。
きっちり全体の4分の一程が残っているのを再確認。
ふぅ、今日もきついな、しかもピーカンになって来よったよ〜。
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7時14分撮影。残り全体の6分の一。
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7時46分あと一歩!!!(^^♪
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7時53分、ついに完了(>_<)(^0_0^)
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シャベルと鍬と軍手と帽子と記念写真。
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明日は9時から12時まで、苦土石灰と堆肥とを入れるはずだが、堆肥のストックがない!
どうなることやら…(^^ゞ

本日のUzumakiファーム

2010年07月06日

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本日はひとしお湿度高く、いつ雨になっても不思議でない。
雨にならぬうちに、と出発、昨日と同じ6時前には到着。
畑へ向かう坂道も真っ暗だ。
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畑で作業開始。

雉も鳴いている。

今日の部分は、いままでより草の引っ掛かりが多く、シャベルが入らないところが多い。
シャベルがすんなり入ると入らないとでは、何倍も労力が違う。
鍬で一度根を斬っておいてから、シャベルでひっくり返す。
いままでに増して、腕や掌がわらわらと笑い出す。

これはまずい。
やっとぎりぎり筋肉痛を避ける程度で来たのに・・・。

作業もなかなか進まず、雨がぱらぱら来たのを潮に退避と称して今日はおしまい。
二本もっていったタオルも、シャツもびっしょりだ。

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残った54区画の半分に足りないが今日はこれがやっと。

時計を見ると7時半。
あれ?思ったより早い。
と言うことは作業スピードは昨日と同じくらいだが、疲労感が強かっただけだったか。

こんな日もある、と言うことで、あと半分とちょっとは明日にとっておこ(^^ゞ



Uzumakiファームの第一歩〜畑の友〜ヘナチョコ土作りB

2010年07月05日

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雑草だらけの畑だが、休憩するたびにいろんなものが気分をリフレッシュしてくれる。
あるいは、いろんなものが現れる度に休憩を取って、英気を回復する。(ちょっとだけ、だけど)
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日本の代表的な野の花、ツユクサだ。
花びらは3枚あって、下のほうに白い小さいのが一つついている。
朝開いた花は、昼にはしぼんでしまう。

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キイーと言うような甲高い鳴き声が聞こえてあたりを見回すと、潅木の向こうの、隣の畑に雉がいる。
いかにも、りっぱな雉の姿だ。

雉は、日本の国鳥だが、いまや動物園以外ではめったに見ない。
ここでも飼われているものか野生か、判然としない。
「ケーン」と鳴いて「けんもほろろ」という冷たい態度をあらわす言葉の語源になっていると言う。

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いわゆる野菊である。野菊は野に咲く菊に肖た花すべてをさしてそう呼ぶ。多種多様であって、判別も困難である。
野菊はあくまで可憐、清楚であって、見るものの心を浄化させるようだ。

     ※     ※     ※

「野菊の墓」と日本近代の美的生活思想について

野菊を見て、伊藤左千夫を連想する人はもう多くないのであろうか。
左千夫は、1906年(明治39年)日露「戦勝」後の、近代化推進期に、なお強大な日本封建遺制の中で、個人としての自由性を発揮しようとして悪戦する近代の象徴のような17歳の民子を、語り手である政夫の口を借りてこのように書いている。

  真(まこと)に民子は野菊の様な児であった。民子は全くの田舎風
  ではあったが、決して粗野ではなかった。可憐(かれん)で優しく
  てそうして品格もあった。厭味とか憎気とかいう所は爪の垢(あか)
  ほどもなかった。どう見ても野菊の風だった。
    ――伊藤左千夫『野菊の墓』

対して民子は、次のように答える。

  「こんな美しい花、いつ採ってお出でなして。りんどうはほんとに
  よい花ですね。わたしりんどうがこんなに美しいとは知らなかった
  わ。わたし急にりんどうが好きになった。おおええ花……」
  花好きな民子は例の癖で、色白の顔にその紫紺の花を押しつける。
  やがて何を思いだしてか、ひとりでにこにこ笑いだした。
  「民さん、なんです、そんなにひとりで笑って」
  「政夫さんはりんどうの様な人だ」
    ――同前

明治39年は近代日本が「坂の上の雲」(司馬遼太郎)をめがけて、国民国家としての内実を急速に整える青年の時代であった。
「野菊」と「りんどう」に象徴された近代青年期の人間像は、高雅な美意識を強くもつが、あまりに可憐に「美的」または「美学的」(磯田幸一『殉教の美学』)にすぎ、強い意思と論理性と「関係性」への視点を欠き、儚かった、と言わねばならないか。
あるいは、あまりに純朴可憐な、自然と直に交感するような、いわばヨローッぱ的には前近代的な「自然性」の強い「野菊のような」美意識ゆえに、生活思想において「自己本位」や「個人主義」(夏目漱石)といった「関係性」(マルクス:「人間は関係性の総体」)を主張することが困難な社会意識を形成し、結果として「散華」をよしとする美意識偏重・自然性偏重な倫理観に陥ったであろうか。

なぜわれわれの近代は、個人に「幸福」を追求させながら、言い換えれば史上初めて個人が個人の「幸福」を求めなければならない社会(ジグムント・バウマン)を構築しながら個人の生活を一義とするようなふてぶてしい生活観・生活思想を構築し得なかったのであろうか。

この時代以降、日本近代史は強大な封建遺制をそのまま資本主義共同体の秩序へと移行することをテコに、資本主義の急速な発達=市場社会化を実現する。
が、同時に平行するようにして、強烈な美意識に足をとられるように、自己増殖する悪しき共同体主義=国家主義に前のめりにつんのめり、統制派的な世界市場形成への独善的方法論によって、内実も論理性もない化け物のような自家撞着(宗教的天皇制超国家主義)に陥った。


民子と政夫は、無論、封建秩序によってその淡い思いを引き裂かれ、引き裂かれるだけでなく人間としての生命を奪われたのであった。
まことに可憐な美学的個人の儚い生であった。
それは日本近代の前途を予言的に象徴していたかもしれない。


わたしたちの近代は、あまりにいびつであった、と言わねばならないと、わたしは思う。
それは英国を物心両面のスポンサーとして行われた「明治近代化革命」=明治維新のもたらしたヨーロッパ市民社会の「科学性」と論理性に対するコンプレックスとともに、わたしたちの社会の伝統的美学偏重意識にもその淵源があったであろうか。
あるいは、ヨーロッパ市民社会へのコンプレックスが、大正〜昭和期に美学偏重主義(たとえば芥川龍之介・永井荷風・高村光太郎の「下町低回趣味」)を醸成したであろうか。これと強大な、しかしヨーロッパ市民社会に強いコンプレックスをもつ農村共同体が合体したときにわたしたちは白日夢のようなカタストロフィーに陥ったであろうか…。

そしてその美学偏重の歴史は、今日のわたしたちにもなお影響力を残しているのであろうか。どうだろうか―。

Uzumakiファームの第一歩〜やっと半分!ヘナチョコ土作りA

2010年07月05日

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今日は、満を持して、でもないが、ちょっと早めに畑へ。
5時半出発で6時着である。
何しろ、土作りのメハナがつかなくては何も進まないのだ。

シャベルで手作業の掘り返しなどという重労働は、気温の上がる日中にはとてもやっていられない。
朝2時間から3時間の作業で何とかしなければ〜〜なのである。

昨日の実績から言って、今日も同じくらいはやらねばならぬ。それで順調に行って耕すだけで4日かかる。
これに大量の堆肥と苦土石灰5kg、さらに化成肥料5kgほどを混ぜて、鍬で細かくならそうと思っている。それにも2日はかかるだろう。
休むわけには行かない、な〜〜。

     ※     ※     ※

今日は、坂の下から歩いて丘に登った。
こんな道を100mほどのぼり、さらに狭い道を進むとすぐに畑だ。
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畑へつくと一面に朝露が降りている。
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もう一つアップで。
まさしく玉の露。
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8時までかかって、今日も休み休みだが、やっと55区画30u分はなんとか終えた。
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昨日やった、左半分はなんだか草がいっぱい表に出ている。
やっぱり、久しく土に触っていないせいで、土の扱いに慣れていなかったのであろうか???。

とりあえず、55区画でゴーゴー!!みたいな、シャベルと鍬と軍手の記念写真を一枚。
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今日もヘロヘロだが、何とか目標は(と言っても、昨日急遽半分に変更した
ヘナチョコ目標なのだが)クリア。
明日のために、今日はここまで、ここまで。
早く朝ご飯食べよう(^^♪

Uzumakiファームの第一歩〜早くも挫折?ヘナチョコ土作り

2010年07月04日

Uzumakiファームは詳しくはこちら
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今日の早朝、土作りに出かけた。

金曜日・土曜日と種々(くさぐさ)の用事が入って動けず、
本日も午後からは雨になると言うので、急いで、6時半ごろには出かけた。

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われらが54・55区画は、気候湿潤な季節を迎えて、見事に雑草が生い茂っている。
まずはこの土地を全面深く耕し(「天地返し」とよぶ)、土壌の用意をしないと作物は植えられない。
あらゆる農業の第一歩だ。

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各種の雑草が茂る土壌をできるだけ深く上下をひっくり返すように深耕し、土中に空気を含ませ、空気流通を図り、土の粒子を細かく柔らかくし根が育つ環境を作る。
合わせて肥料や、土質の均一化を図るわけである。

農家なら当然耕運機やトラクターをなどの農機を用いて効率的に深耕する。ときに1m程も掘る。

しかし、畑の奥深くにあるUzumakiファームまでの通路は、人間が歩くだけの幅しかなく、なんと耕運機でさえ入らない。

人力で、シャベルや鍬でやるほかないのである。
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半日ずつ2日に分けてやれば、訳ないであろうか、などと甘い見通しではじめたが、もちろんとんでもない甘い見通しだった。

鍬よりシャベルのほうが深く掘れるし、こう雑草が生い茂っていては、鍬では雑草の根で滑ったりする。
ここはシャベルでのんびりやるか、とはじめてみたが、2mほど進んだところで、早くも息が切れた(-_-;)
雑草類の根が抵抗するのである。

休み休みやるが、一掘り一掘りの手作業は腕にも、背にも重い。10分もすると滝のように汗が流れて目に入り、上腕がわらわらと笑い出す。

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早くも休憩である(苦々笑々)。

しかし休み休みでも30分もすると、足腰がふらつきだす。
これでは、明日の筋肉痛は必至。PCのキーを打つことも難しいかもしれない!!
せめて区切りのつくまでは、と思ってはみたが、息切れもするようになってはもういけない。
さっさとあきらめて目標の半分で作業を打ち切った・・・。
トホホである。まったくもって真性のヘナチョコなのである。

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ようやく全体の三分の一ほど掘り返した畑を横目に、
そそくさと帰途に着いた(~_~;)

まあ、明日から、しっかりやるさ。
明日からしっかり、ね。


     ※     ※     ※     ※

農耕に現れる人間の根源的な暴力性と矛盾について

穏やかに見える農耕生活においても、多くの生命が蹂躙される。
土作りの最初でも、「不要」とされた「雑草」は存在そのもを否定され暴力的に根を切られ、地中深くに押し込まれ、地上に再生しないように処置される。
また「害虫」は容赦なく駆除される。

自然に対する人間の活動は、その初源においてまことに暴力的である。

「自然の力」を自らの生命の糧として享受しながら、他の自然に対しては傲慢な主人のように暴力的に振舞うというようなおごりに満ちた「疎外」関係、といえよう。
初源におけるそのような関係は、すなわち人間と自然との関係の本質でもある。

そのような自然と人間の関係は、「関係」として存在する人間の存在論的本質にも通じており、また人間が作る人間同士の関係性(共同性)にも及んでいる。

すなわち共同体によって保護され、社会をつくって相互的なものとして生きながら、人間は個人としての自由や「自分らしさ」を「生きる意味」として求めたりするまことに、本質的な意味で引き裂かれた非理性的な存在であり、そのようなものとして生きてゆくこと(原生的疎外)を強いられてあることをこそ十分に体験しようとする。

そのような社会的、または観念的な世界においても、人間の初発の自然との「疎外」が影を映しているのだと思える。

Uzumakiファーム、スタート!

2010年07月04日

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Uzumakiで7月1日、小さな農園を開設した。
60u程の広さである。ネコのひたいよりは広いが、とても威張って「農園」などと大書できない。
そこでUzumakiファームとカタカナにした。

場所は横浜市都筑区の急峻な坂をのばった丘の上である。
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1月に下見をした横浜市特区農園「都筑カクトモファーム」のうち、まだ残っている、奥のほうの54・55という番号のついた二区画・60uを借りたのだ。
カクトモファーム訪問記はこちら
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Uzumakiが借りて、60uに10人ほどの参加者を募り、楽しく、楽に農園生活を楽しもうという思惑だ。


募集用のパンフレットも一応できた。(まだ30枚ほど印刷しただけだが)
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すでに参加申し込みも来ている。

大変だ。
この暑い、盛夏も迫った7月から畑をやろうなんて、時期を間違っている。
間違っているが、もろもろの都合でこうなった。
参加者の皆さんと、楽しく、意義深く、そして収穫も豊かな農園をつくらねばならない。

とりあえず9ヶ月間放置されてきた土を何とかして、畑らしくしなければ、である。

とほほ、だが、楽しい。
皆さま、よろしくお願いします。

     ※     ※     ※

■都筑Uzumakiファーム
 横浜市都筑区荏田南町4151他
 横浜市営地下鉄センター北より1.5km
 

野菜も売るが話もはずむ♪Uzumakiのかわさき育ち野菜市@すくらむ21(溝口)

2010年05月26日

収穫の後は販売。
前日収穫したキャベツやトマトや胡瓜を積んで7時半出発。
5月20日木曜日、毎月第3木曜日に溝口のすくらむ21で開催されている「かわさき育ち野菜市」の日だ。

地元の農家が手塩にかけた地植えの新鮮な野菜などを、市場価格より割安に提供する。
といってもリタイア組の多い市民団体Uzumakiでは、
当日収穫当日デリバリの三崎八百辰のようには行かず、
前日の午後、ゆるゆると(笑)収穫することが多いのだが、
それでも(3日間もかかる)一般流通ルートを通る野菜よりははるかに新鮮。
葉もしゃんとしており、味わいも香りも相当残る。(モノによって差はあるのだが)

去年5月から始まり、今月で2年目に突入して、心待ちにしてくれたり、まとめ買いをしてくれたりするお馴染みさんができてきた。

わたしは去年の確か11月からだったっけ。早いものだな〜。

     ※     ※     ※

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前日とはうって変わって、雨模様。
ただでさえ、買い物困難な高齢の方はこんな日は出かけにくい。
9時過ぎのはじめのピークのお客様が去ったあと、
10時を過ぎるとヒマになってしまった。

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「御大」高山さんは、お疲れ気味?手持ち無沙汰?どっかと腰を下ろしてしまった。

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手が空くと、食べ物大好きな会員同士、内輪で食べ物談義があちこち始まって、にぎやかなこと。

外に回って野菜を見ていた横浜・舞岡のふるさと村の金子ファームの当主にして梅のスペシャリスト金子さんと、納豆と豆の大家・宮前区の岡田さんの、ハイレベルな「大豆トーク」が始まった。

その横では、Uzumakiを、生産者、流通者、市民をも巻き込んだ文字通りの「渦巻」に育てようと日々走るように忙しい代表の山本さんと、元発電設備設計者のUzumakiのITとクリエイテイブ担当の水山さんが話に熱が入る。

岡田さんの向こうでは副代表の中村さんと山田さんが・・・あれ・・・写ってないm(__)m

という具合にお客さまがいようといまいと賑やかなのである(^^ゞ

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こちらは金子ファーム代表の金子さん。
この日は自ら現場視察と交流を兼ねてやってきてくれた。
ありがとうございます。

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こちらは、昨日の雨の中収穫した宮前区野川・鈴木さんのキャベツとトマト。昨日は青みが多かったトマトはすでに熟した赤に変わっている。

ダンボールの切れ端に手書きのプライスカードは、水山さんの手作り。人柄が伝わる、あたたかい感じのプライスカードだ。

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高津区子母口・森養鶏場(鶏糞肥料を使った有機農法で、野菜もたくさん作っている)の早くもでき始めた長ネギと小松菜だ。

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こちらは、先日ピザパーティでお邪魔した宮前区平・小泉農園の元気いっぱいのレタスと、バジル、ローズマリー。

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入り口側へ回ると、金子ファームの梅と梅製品類が並んでいる。

金子・岡田の大豆トークはテンション高くまだまだ続いている(^^ゞ
ほかのメンバーは、移動しつつ、相手を替えてトークしつつ、道具の整理など…やっぱり賑やか。

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小降りになると、三々五々、お馴染みさんや、遠くからわざわざのお客さんがやってくる。

さっきは写っていなかった副代表の「しっかりもの」+調理師の中村さんと、「しっかりもの+元気もの」の山田さん(この二人はいつも仲良し)が、毎回来てくれる仲良しのおばあちゃんと話し込む。これも大事な仕事だ。おばあちゃんは話好きで、「ここへ話しをしに来るのが楽しみ」といってくれるからだ。
新鮮な野菜とともに、話し相手をも求めて来てもらえる、のは我が意を得たり、というところ。
市民団体Uzumakiは新鮮で安い地元の安全な野菜を売るだけでなく、
話もはずむのである。


向こうの人も、その向こうの黄色いジャケットの人もお馴染みになった仲良しさんだ。いつも「できる限りたくさん」買ってくれる。

かくて、出足が心配された野菜市だったが2時前にほぼ完売で終了。
めでたしめでたし、である。





かわさきそだち野菜収穫@宮前区の鈴木さんの畑その2 霜にも負けず弱虫胡瓜とトマトを労わる

2010年05月24日

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ハウスの中の胡瓜。
胡瓜は、サラダや酢の物などでもっとも食べられる野菜の一つだ。
ただし、極端に弱い。暑さにも寒さにも、風にも極端に弱い。
弱虫なのである。
弱虫なので、労わって育てねばならない。

気温が20度を越えると発芽し生育する。
春先は、気候温暖な南関東武蔵野台地でもハウスが必須だ。
また、風に弱い。とても弱い。
ハウスの中でも苗のころから、支柱を立てる。
いやはや手間のかかるやつである。

手間のかかるやつほどかわいい、のは人間と同じだ。
その胡瓜が今年は、霜にやられた。
ハウスの中、2〜3割ほどであろうか、霜にあたってしまった葉が白くかれてしまっている。

鈴木七五郎さんは「今年はトマトも胡瓜もダメだよ〜」とそれはそれは、明るく(もちろん明るく!)いった後、しばし、それはそれは悔しそうな顔をして、「天気には勝てねえヨ〜〜〜」と長嘆息した。

それでも5月に入ってからの良い天気で、労わられたかわいい胡瓜は何とか勢いを持ち直している。平年比ちょっとの減、くらいで行けるよ、きっと。
黙々と、胡瓜50本あまりを収穫させてもらった。

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トマトのハウス。写真では見えにくいが、やはり枯れた葉が目立つ。
こちらも5月からは持ち直している。

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こちらはすでにあらかた収穫後で、20kg程を予定していたが、7kg確保がやっとだった。

トマトは果実を傷めないよう丁寧に手で支え、はさみで茎を切り取る。その後、もう一度果実の茎をごく短く切り取る。
残った茎がほかの果実を傷つけないように、との配慮である。

このくらい色づいたところで収穫すると、果肉がしっかりし、料理するときに崩れない。
一日おけば急速に熟して、明日売るころには、すっかり赤くなっていることだろう。
熟して、しかも果肉のしっかりしたトマト、確保!

そのほかに良く育った蕪15把分、この時期あまり生育の良くない地植え大根の中から探し回って4本を確保。
激しく降り出した雨の中、黙々とねぎの手入れをする七五郎さんに挨拶し、なかなかスナップえんどうの収穫をやめない高山さんの手を引っ張るようにして、帰途に着いたのであった。

帰路の車中で、高山さんはおもむろにキャンディを取り出し、「畑の後には飴がなめたくなるんだよネ〜」とわたしにもくれた。
雨に濡れた体に、柔らかな甘みが沁みこむように心地よかった。

なんとなくうれしく、誰かにありがとうと、言いたい気持ちになった…ような気がした。

かわさきそだち野菜収穫@宮前区の鈴木さんの畑その1 キャベツ畑とジャガイモ畑とマルクス

2010年05月23日

5月19日、宮前区野川の鈴木さんの畑で明日・5月20日の「かわさきそだち野菜市」のための野菜収穫。

12時過ぎ、Uzumaki最長老の(失礼m(__)m)高山さんをピックアップして、畑へ。
もう慣れ親しんだ道だ。

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畑の全景。
この畑ももう何回も通って、だんだん愛着が出てくる。
畑は一町には満たない程だが、広々としている、
左側にはトマトのハウスが2棟。その奥にキャベツとジャガイモが植わっている。
中央は入り口付近が作業場所になっていて、作業後はいつも綺麗に掃き清めるように片付けられている。中央の段の手前はキャベツが少し。その奥はまだ植えたばかりの長ネギが拡がり、更にその奥にはレタスなど葉物類が育ってきた。
右側のハウスは、いまはほぼ胡瓜がいっぱい。その奥にはスナップエンドウ、大根、更には植えたばかりのナスが1反ほど拡がり、奥のほうには蕪などが育っている。
それぞれ膨大な作業が、手間がかかっている。人間も、人間を受け止める自然も偉大だ。

到着したが、畑は無人。
この日は、午後から降り出して、夜には本格的な降雨という予報だったが、到着時点で空は高曇りで明るいのに、すでにぽつぽつ降り出した。
これは大変と、大急ぎで収穫開始だ。

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畑の、むかって左のハウス(これはトマトのハウスだ)の奥、の手前半分ほどに4月に植えたキャベツが勢いよく育っている。
(4月14日に行った時には、ここに「東京べか菜」が植わっていた)

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4月の異常気象のせいか、キャベツの結球がやや弱い。
勢いは良いが、葉がどんどん開いていってしまう。
(レタスもそうだった)
価格も相当下がってはきたが、ピーク時は一玉300円以上していた。野菜市で売るからには品質の良いものを探し、農家にもメリットのある価格で買い入れ、購入者にも市場価格より割安で提供したい。しなければならないのだ、と思っている。
雨が降る前に、と大急ぎでキャベツ畑の中を走るようにLLクラスを探し回った。LLクラスのキャベツ25個確保に成功だ(^^ゞ
(毎回買いに来てくれる人たちの顔が、ふと浮かんだりする)

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キャベツ畑の段の奥のほうはほぼ半分が広大なジャガイモ畑になっている。

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やはり、先月はまだ芽を出したばかりだったジャガイモが、今月はもう成長して、しっかり定植し、いっせいに花をつけ始めた。
季節の運行とともに、「自然」の営みもまた進んでゆく。

人間は、自然の一員でありながら同時に、自然からは独立した別のもののようにこの自然に働きかけて、自然を自分の生命の中に、肉体の中に取り入れて生きる。そしてそのことによって、同時に自然の一員として自然に制約されながら生きて、最後には、他の有機物に還元されて大きな自然の中で循環する。

キャベツやジャガイモを見ながら、内外にわたる争闘に傷ついたマルクスの私事、その中で、すでに20代に胚胎していたであろうマルクスの自然哲学を考えた。
人間の生活の根源は、したがって、思考の根源でもあったのだ、と。

小泉農園@宮前区で畑のピザパーティ2 畑編

2010年05月21日

パーティの最中に、酔い覚まし(^^ゞも兼ねて、畑を一回り。
来週(その時点ではそうだったが、すでに5月20日に実施)の「かわさきそだち野菜市」の下見である。
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小泉農園の畑は西と北を小高い丘に囲まれ、強風をしのぐ。
南と西は市街に接するが、ほぼハウスで周囲を目隠ししている。
小径を抜けると、突然、目の前に現れる、住宅地の中の一町歩(1ha=10,000u)の畑は広大。印象ではもっと広そう。
別世界にトリップしたような錯覚を覚える。
いやいや、土地が露出している農地の部分が「別世界」なのではなく、土地を覆って立ち上がる都市のほうが、幻想的な「異界」なのである。

土は畑の部分はやや赤みが強い。客土したものだろう。よく手入れされてやわらか。

広大な畑に延々と連なるレタスの畝。
葉は力強く漲っており、水分も甘みも強いが、今年はキャベツ同様結球が弱い。
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葉は育つと、すぐに開いてしまい、堅い部分が多くなる。
4月の寒冷のせいだろう。

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レタスの隣には、蕪の列。
蕪は古代から栽培され(持統天皇が栽培を奨励したという)、春の七草の「すずな」は蕪の葉である。また古代中国では春は苗、夏は心、秋は茎、冬は根を食べる通年万能野菜である。
市販する際は、運搬のため大半の葉を落とすことが多い。Uzumakiでは、もちろんできるだけ多くの葉をつけた状態で売る。

ほかに、細ねぎ(九条ねぎ)、バジルやローズマリーなどのハーブ類、いちご園のいちごがもしも残っているようなら、とお願いした。

     ※     ※     ※

小泉農園
〒216-0022 川崎市宮前区平6-8-15
問い合わせп@090-6517-2828


小泉農園@宮前区で畑のピザパーティ1

2010年05月17日

5月14日、快晴の日、川崎・宮前区の父・子・孫の3世代で農業を営む小泉農園でピザパーティが開かれ、食の安心・安全のための市民グループUzumaki代表の山本さん、メンバーの矢野さんとともに参加した。
小泉農園は、農業を専業で(第6次産業化しつつ)営む農家で、約1.5haほどの畑地を耕作している。孫の博司さんの「わがままいちご」はイチゴ園として営業し、減農薬栽培のこだわりのレタス・トマト・蕪など野菜類を生協・全農販売所ほか多チャンネルで販売、また生産物を使ったハーブソルト・ハーブビネガー・ハーブティを「ミント工房」として製造販売、さらには「シャンドフレーズ」として焼き菓子を製造販売すると言うマルチチャンネル・マルチデイメンションぶりなのである。
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Uzumakiでは、溝の口駅近くのすくらむ21(男女共同参画センター)で毎月第3木曜に開催する「かわさきそだち野菜市」で小泉農園の苺や野菜を販売する取り組みを始めたところだ。

いってみると苺の大温室と野菜畑の間に、すでに人が集まり、パーティが始まっている。
川崎市が窓口になっている援農ボランティア「達人クラブ」の面々20名と川崎市から2名、Uzumakiから3名、そして小泉家も含めて30人ほどがわいわいやっている。
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なぜか畑の真ん中に(畑地の真ん中ではあるが、いってみるとハウスと路地の「すきま」にある)作られた完全手作りのピザ釜には、もちろん一から手作りのピザが焼けている。
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畑のアスパラを乗せたピザは、「孫」のお嫁さんが手早く切り分けて次々にテーブルへ。焼いても焼いても、あっという間に消えてゆく。
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牛肉には、畑のレタス(口にいれると水分がはじけて、ほんのり甘い)
がよく合う。
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さらにはおじいちゃん手作りの大量の赤飯には、なんと生ビールが付いてくる!
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暖かい春の一日を畑を楽しみながら、イヤッというほど飲ませていただきました(*^^)v

     ※     ※     ※
小泉農園
〒216-0022 川崎市宮前区平6-8-15
問い合わせп@090-6517-2828

川崎の畑で収穫〜Uzumaki(うずまき)中原区民祭へ その3

2009年11月21日

ジタバタしているあいだにどんどん時間はたってしまい、すでに21日だ。19日には川崎市男女共同参画センターでの「かわさき育ち」野菜市にも始めて参加した。その他の記事材料もたまってしまい、パンクしそうだ。できるところからアップしてしまおう。

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8日当日は6:30分集合。自宅から会場の等々力緑地までは、愛用の折りたたみ自転車で、15分ほど。多摩川から取水して、このあたりの上水とも用水ともなって矢上川から鶴見川へと連なる水路の桜並木に沿って走る。
到着すると、会場はまだほぼ無人。ちょうど朝日が顔を出した。
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9:30オープンなのだが、8時前から、商品が並ぶのを待っていたお客様がやってくる。つり銭も間に合わず大わらわ。

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午前中から歩きにくいほどの大勢のお客様が詰めかけ、会場は大盛況だ。

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中原区内、高津区、宮前区で取れた地野菜は好評で飛ぶように売れ、大量の野菜も昼ごろには、ほぼ完売となった。
最後の追い込みに熱の入るスタッフ。左からUzumaki代表の山本さん、豆の大家の岡田さん、副代表の中村さん、その息子さん。
このあたりまで見届けてわたしは一足早く退出。皆さんお疲れ様でした。
収穫から販売まで、楽しませていただきました(^_^)






川崎の畑で収穫〜Uzumaki(うずまき)中原区民祭へ その2

2009年11月13日

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収穫はカブ30把(130個ほど)、キャベツ20玉ほど、ブロッコリー30株ほど、青梗菜多数、その他大根、小松菜、にんじん多数など。ほかの畑からの立派なねぎや、じゃがいも、さつまいも、柿、しいたけもあって盛りだくさんだ。

ブロッコリーは植物体としては大きな葉をたくさんつける巨大なものだが可食部は、花蕾(からい)と茎の部分だけ。大きさを消費者に伝えたくて、今回は葉をたくさん残した。
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ほとんどの野菜は、「自然派」らしく根に泥をつけたままだが、蕪だけはきれいに泥を洗う。中腰の作業で腰が痛くなる。

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泥を落とした蕪は美しい。

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収穫を終えて、夕陽を背にホット一息の面々。和んだ空気が漂う。左端が山本さん、中央が畑オーナーの鈴木さん、右端は自分でも直売所を営む集荷・運搬担当の高山さん。

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予想を超える多量の「収穫」で高山さんの車は野菜であふれ、積みきれない。急遽、わたしの車にも積み込み、いざ、区民祭へ。



川崎の畑で収穫〜Uzumaki(うずまき)中原区民祭へ

2009年11月12日

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よく晴れ渡った11月7日、翌日11月8日開催される中原区民祭の模擬店に野菜の直売で出店するUzumakiの収穫に参加した。
川崎市宮前区東有馬に、もはやわずかに点在するだけになった農地。

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お邪魔した鈴木七五郎さんの畑は小高い丘の一角を占め、キャベツやブロッコリーが元気よく育つ。
鈴木さんは、ご他聞に漏れず85歳という高齢農業者だが、なおかくしゃくとして、とてもお年には見えない。さらに驚くべきことに20名ものスタッフを擁して、農業を健全な(=儲かる)事業として営んでいる。
詳しくはこちらへ

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ここらは以前は「宮前植木」と呼ばれる植木の里だった。その面影はわずかに切り取られた断片として、都市の中に区画され閉じられているように見える。

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Uzumakiは、かわさき市民活動センターに登録する市民団体だ。正式名称は「食の安全・安心 提起・実行グループ Uzumaki」という。というちょっと奇妙な名前にも、<提起・実行>の文言にこだわった名称にもキャラクターが感じられて面白い。

(わたしはかつて<目玉企画>という名前の、企画をウリにする会社で働いたことがある。ポーの「メエルストロームの渦にのまれて」や梅津かずおの漫画「うすまき」の強い印象もあって、渦巻くものや丸くなろうとするもの惹かれるような気がする…(苦笑))

先月、代表の山本さんに会うことができて、早速メンバーにしてもらった。
HPはこちら
「市民皆農」「市民共同農園」「市民=農=食共同体」へとつづくパースペクティヴの要の一歩だ、と思う。

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