新しいワインその1 VERNACCIA di SAN GIMIGNANOヴェルナッチャ サン ジミニャーノ

2008年06月05日

昨日から新しいワインがメニューに加わった。
リストは取り急ぎ中屋シェフが手書きで速攻アップ。
上手いとか下手とか、というものではないけれど、
手書きならではの味わいがある。
080604ワインメニュー.jpg

ちょっとだけ、と言いつつ試飲。
顔がほころぶのはアルコールの威力と言うもの(^^ゞ。
ファルキーニfarchiniの
ヴェルナッチャ ディ サン ジミニァーノvernaccia di San Gimignano
のヴィニャ ア ソラティオVigna a Solatio。
グラスで700円、ボトルで4000円(格安だ!)

カテゴリー   DOCG (統制保証付きの原産地名呼称ワイン・イタリアワインの最高ランク)
品種      ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ種100%
色       薄緑がかった明るめの麦わら色
香り      青リンゴを想わす爽やかなフルーツ香
テイスト    フレッシュさが心地よい辛口。
サービス適温  10℃
料理との組合せ 食事全般
コメント 申しぶんのない纏まりとしまったフレッシュ感。評価は80/100
■故土井昇用(どいのりちか)さんのすばらしいサイトil chiasso(イルキアッソ)を引き継ぐtomoko@イタろじサンのサイトから引用

P1030454.JPG
ボトルも、ラベルもイタリアらしく明るい。
グラスに注ぐと、フルーティな香りがたつ。
液体も明るい透明感に満ちている。
口に含むと、爽やかな酸味がふわっとたちあがり、
次いで白ワインらしからぬ複雑でやや重みのある味わいが広がる。
しかし、けして重たくはなく、あくまで爽やか。
とてもバランスがよい。

サンジミニャーノ地図.jpg
サンジミンヤーノはフィレンツェの南西30kmほどの歴史的な芸術と文化とワインの町。
中世、メディチ家の時代に芸術と文化の町として芸術家が集まった。
サンジミニャーノ セラーマップ.jpg
町を囲むように広がる生産者マップ。8番がFalchiniだ。

san gimignano.jpg
最盛時は72を数えたと言う塔が今も林立するサンジミニャーノの風景。

こんな景色から、このワインはやってきた。

CASALE FALKINI.jpg
CASALE-FALCHINIオーナーのリッカルド・ファルキーニRiccard Falchini氏。ファルキーニ家は以前にワイン製造を営む家であったが、リッカルド氏が1972年サンジミニャーノで再び事業を始めた。
低温発酵とステンレス樽によるコンピューター管理などの最新技術を導入したことで知られる。
ヴァルナッチャ種の白ワインで各地のコンテストで優勝、実力は高く評価されている。
現在はスプマンテなどにも取り組んでいるらしい。


多くの図版や、教示を上記サイトからいただいた。
感謝したい。
詳しくはこちらで。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~andiamo/vini/vsfalchini.htm

posted by foody at 12:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | おいしい店(東京)

泰明庵@銀座の生きてゆく息吹の揺蕩い

2008年06月05日

P1030406.JPG
冬雨のような5月の寒い雨の日、仕事で銀座へ。
銀座6丁目、泰明小学校の向かい側の細い路地を入ると、
ぱっと空気が変わる。
細い路地にジャズバーやラウンジや飲み屋がごちゃごちゃと
込み合い、なぜかほっとする気がする。

ブランド化してゆく銀座に取り残されたようにも見えるこの一角には、
なくしたものを取り戻しに帰るよう、心安まる、感じがする。

しかしけして取り残されているわけではなく、
そこには確実に日常を生きる息吹のようなものが、揺蕩(たゆた)っている。

P1030411.JPG
中ほどにこの辺でもごく少なくなった木造一戸建ての泰明庵。
ごく庶民的な、どこにでもある蕎麦屋、の風情がまたよい。
よく見ると看板には「軽食」の文字が見える。
肩の力が自然に抜けてゆくような
2回も客席で、2階を好む人が多いような、気がする。

taimeian02.jpg
つまみメニューの充実振りに目を見張る。
魚も、掻き揚げもよい。
この充実振りは学芸大学吉法師を思い起こさせるが、
あちらの華麗さとは裏腹に
こちらはやはり肩の力が抜けて、いたって庶民的。
夜には近場のサラリーマンおやじの巣窟となる。

P1030407.JPG
冬を思わせる寒さにかもせいろ1050円をオーダー。
正統派からコロッケまでたねものがおおく、
昼は近所の老若男女でいつも込み合い、
ウェイティングが絶えない。
客は心得て、ああして、こうしてとわがままを言い、
店はあしらい上手にそれをこなしてゆく。
(昼から客にわがままを言わせることができる店は、すくない、と思う)

P1030408.JPG
蕎麦は素麺を思わせる、白い細い蕎麦。

P1030410.JPG
鴨は焼き目がついて香ばしく、
つゆはやさしいふくよかな伝統のしょうゆ味。

これだな、この、昔ながらのしょうゆ味のやさしい味わい。
この店には、そういう庶民の優しい生活の息吹が染み込んで、
しょっからい日々の現実に苛まれ凝固るわたしたちのこころを、
柔らかく、揺らしてほぐして、暖めてくれる力がある、ようだ。

■泰明庵 たいめいあん
東京都中央区銀座6−3−14
TEL 03−3571−0840
11:30〜21:00 土11:30〜
posted by foody at 10:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | おいしい店(東京)

三崎の宝探し2008初夏 その2 世界共通食、世界最古食、豌豆(えんどう)またはグリーンピースまたは豆苗

2008年06月02日

豌豆まめは、とても歴史の古い野菜だ。
紀元前7000年(!)ごろのメソポタミアですでに栽培され、
大麦や小麦とともに最古の野菜だ。
ギリシャでもローマでも好まれ栽培されていたという。
また国境もなく世界中で同じような品種が同じように栽培され、
ヨーロッパでも、アジアでも、アメリカでも、同じように食べられている。
豌豆は、歴史も国境も越える、のである。

原産地は地中海ともコーカサスとも言われる。
13世紀にフランスで莢ごと食べる若莢用の「さやえんどう」が誕生するまでは、熟した豆を乾燥させて貯蔵し食べるものであった。

日本ではインド、中国経由で9〜10世紀に遣唐使が持ち帰ったといわれ、
野豆(のまめ)、野良豆(のらまめ)、とよばれ、豌豆の文字は平安期に現れている。
江戸期には、収穫初期に若莢を食べ、
もう少し成長した未熟の青豆(グリーンピース)として食べ、
熟した豆を乾燥させて食べていた。

P1000394.JPG
中西さんの畑のつややかで美しいグリーンピース。
そのまま食べるとほろ苦い、が旨い。
食感がさくっとさわやかで、うまみが濃い。
クセになる旨さだ。
大地の力をそのまま貯めているような
豆ならではの濃く、に爽やかさも併せ持つグリーンピース。

豌豆はビタミンA、Cのほかリジン、アルギニンを多量に含み、
滋養強壮や美肌、脂肪肝予防によい。
食物繊維も多い。
滋養豊富な豆類の中心選手、でもある。

DSC02680.JPG
ソルレヴァンテの藤田統三シェフはこれを
たっぷりの身厚なキッシュに仕立てていた。
(2207.4.26)
さめてから、ほろほろするクリーミーな生地と、
さくっと食感を残したグリーンピースをいただく。
絶妙のマッチングで栄養価も高い、キッシュが去年は確か400円。

P1020893.JPG
我が家では、豆ご飯になって登場。

P1000392.JPG
実以外に、芽も食べる。
豆苗(とうみょう)である。
中国では伝統的に高級食材として使われてきた。
日本でも食べることが多くなってきた、かな。

八百辰では時期を少しずつずらして植え、
絹莢(若莢)も、スナップエンドウ(スナックエンドウ)も
豆苗も、グリーンピースも同時に収穫する。

幼苗から熟果まで、どの時期にも旨く、
紀元前7000年から、今日も世界中で共通の食の恵み、
豌豆はもっと賞賛されるべきであろう。

有限会社八百辰 代表取締役 原 泰郎
〒238-0221 神奈川県三浦市三崎町六合322-2
Tel : 046-882-1870
Fax : 046-882-1882
http://www12.plala.or.jp/yaotatu/


広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。